秋が来る前に四十肩・五十肩・肩こりの予防を行いましょう!

秋になると気温差が大きくなるため、四十肩や五十肩、肩こりなどの炎症が起こりやすくなります。少しでも症状を抑えるためにも、今から予防しておくことが大切です。

四十肩や五十肩とは

加齢と共に、私たちの体にはさまざまな変化が訪れます。特に肩の関節機能に関しては、40代や50代になると大きな変化が現れることも多いです。

肩の動きがスムーズでなくなる症状が現れ、これを一般的に「四十肩」「五十肩」と呼びます。この呼び名は症状が現れる年代に由来しますが、本質的な違いはありません。どちらも同じ症状を指しており、年齢による区別は便宜上のものです。

五十肩

四十肩や五十肩になると、腕を上げたり水平に保つことが困難になります。日常生活では、洗濯物を干すのが大変になったり、高い場所にあるものを取るのが難しくなったりすることも。また、背中のファスナーを上げられないなどの不便さも生じます。

四十肩・五十肩の原因

四十肩や五十肩の正確な原因は明確ではありません。しかし、肩の関節にある「腱板」という組織の炎症が「関節包」に広がることで発生すると考えられています。

腱板は、肩関節の安定性を保ち、スムーズな動きを可能にする重要な役割を果たしています。加齢に伴い筋肉や腱の柔軟性が低下し、スムーズな動きが妨げられるのが一因とされているのです。

また、長年の肩の酷使や、姿勢の悪さ、運動不足なども四十肩や五十肩の発症リスクを高める要因となる可能性があります。デスクワークが多い現代社会では、特に肩に負担がかかりやすい環境にあると言えるでしょう。

予防と改善のためのストレッチ

予防や症状改善には、適切なストレッチが効果的です。今回は簡単にできる予防ストレッチをご紹介するので、ぜひ実践してみてください。

1. 肩と腕の筋肉をほぐすストレッチ(その1)

  • 片腕を手のひらを上にして前方に伸ばす
  • 反対の手で指先をつかみ、20~30秒押し下げる
  • 反対側の腕も同様に行う

このストレッチは、肩の前面から腕にかけての筋肉を伸ばし、柔軟性を高める効果が期待できます。

2. 肩と腕の筋肉をほぐすストレッチ(その2)

  • 両手を腰の横に当てる
  • ゆっくりと両肘を後ろに引き、肩甲骨を寄せる
  • この動作を10回繰り返す

このストレッチは、背中の筋肉や肩甲骨周りの筋肉を活性化させ、肩関節の動きをサポートします。姿勢の改善にも効果があり、デスクワークなどで固まりがちな上半身の筋肉をほぐすのに適しています。

ストレッチをする際は、自然な呼吸を心がけ、急激な動きは避けてゆっくりと関節を伸ばすことが大切です。無理な力を加えたり、痛みを感じるほど強く伸ばしたりすることは避けましょう。

エクササイズとストレッチのコツ

五十肩治療

効果を最大化するには、様々な種類のエクササイズやストレッチを組み合わせることが重要です。入浴後など体が温まっている時に行うと、より効果的です。

血流が良くなっている状態でストレッチを行うことで、筋肉や関節がより柔軟になり、ストレッチの効果が高まるでしょう。

また、少しずつでも継続的に行うことがポイントです。毎日5分程度でも、定期的に行うことで徐々に効果が現れてくるでしょう。

ただし、痛みを感じた場合は無理をせず、すぐに中止してください。痛みが続く場合は、医療機関での診察を受けることをおすすめします。

まとめ

四十肩・五十肩、肩こりは加齢が大きな原因の1つとして考えられています。特に四十肩、五十肩に関しては明確な原因は解明されていませんが、適切な予防策や対処法を知ることで、その影響を最小限に抑えられるでしょう。

フジタ整骨院グループでは、これまで多くのお客様の施術をしてきました。お客様によって肩の痛みや可動域が異なるため、一人一人に合わせた施術を心がけております。ひどい肩の症状に悩まれている方は、ぜひ一度ご相談ください。