冷え性対策できてますか?

夏も終わり徐々に気温を下がって過ごしやすい季節になってきましたね!!

過ごしやすい季節もあっという間に過ぎてしまうものです。

寒くなってくると冷え性の方には辛くなってくる季節でもありますね。

そんな冷え性の改善、対策は皆さんできていますか?

いつも手足が冷えている、体が温まりにくいといった冷え性は女性の約8割が冷え性という結果もあるほどです!

冷えによって免疫力も低下してしまいます。免疫力を決定するのは腸です。体温が1度下がると、免疫力が30%以上低下するともいわれています。

特に夏の冷えは体幹部に起こることが多いため、冷え対策は健康維持に必要なのです。

デスクワークでも立ち仕事でも、基本的に長時間同じ姿勢を取り続けている状態は、血行不良を招き、足の冷えを引き起こす要因になります。

数時間に1度はデスクを離れ、歩くようにしましょう。空いている時間には、少しでも体を動かし、固まった筋肉をほぐすクセをつけて、習慣化させてしまえばいいのです。

例えば、エレベーターは使わずに階段を上り下りをしたりと些細なことの積み重なりが大事になります。

筋肉を動かすことは血液を押し流す作用を高めることにつながります。どうしても動けない状態であれば、こまめに脚やふくらはぎをマッサージするだけでも血流の改善につながります。

 

冷え性4つのタイプ

四肢末端型

手足やその先が冷えやすい四肢末端型の冷え性は、10代から20代の若い女性の中でも、疲労や無理なダイエットが背景にある可能性があります。四肢末端型の特徴的な症状は、次のようなものが挙げられます。手足の先まで血液が循環しないことから、手足に冷えを感じる。しもやけや立ちくらみ、ニキビ、月経トラブルが起こりがちです。食事の量が少ない、運動不足などの生活習慣によって交感神経が過剰に働き、手先足先の血管が収縮して起こります。

過度なダイエットなどによって食事量が不足すると、体を温める熱を生み出すエネルギーが足りない状態に。その結果、手足の末端まで血流が行き渡らなくなってしまうのです。また、普段あまり汗をかかないという方の冷え性も、四肢末端型であるケースが多いです。

下半身型

腰から下が冷えやすい下半身型は、お尻やふくらはぎの筋肉のコリによる血行不良が原因。30代以降の男女によく見られるタイプの冷え性で、いわゆる「冷えのぼせ」の症状を起こすことも。加齢とともに起こりやすい。特徴的な症状は手は温かいが、足は冷たい・上半身に汗をかきやすい・寒い場所ではふくらはぎや足先が冷えやすいなどがあります。

デスクワークなど、長時間座った状態では、お尻をはじめとした下半身の筋肉が硬直します。その結果、足の血の巡りが滞ってしまい、下半身の冷えを引き起こしてしまうのです。運動不足によって下半身の筋肉が衰えている場合も、このタイプの冷え性が考えられます。

内臓型

「隠れ冷え性」とも呼ばれる内臓型は、主に交感神経の働きが弱いことが原因で起こります。30代以降の女性に多く見られ、ぽっちゃり体型の方や食欲旺盛な方も、実はこのタイプの冷え性であるケースが多いと言われています。このタイプの冷え性は、次のような症状が特徴的で初期で自覚できないケースも少なくありません。手足は温かいが、下腹部や二の腕に冷えを感じる・厚着をしていても体の冷えを感じる・手足や体の表面は温かいけれど、お腹が冷えやすいため、お腹を下したりする症状を伴う。対策をとらなければ内臓は冷え続け、内臓機能の悪化の原因にもなってしまうため、発汗やお腹の張りなどを感じた場合は注意が必要です

全身型

全身型は、常に体温が低く、季節を問わず寒さを感じるタイプの冷え性です。若者や高齢者に多く見られ、自覚症状がないケースも多く見られます。体内の熱生産が低下し、不摂生や食事量の不足などによる基礎代謝の低下も挙げられます。食欲や気力が失われ、疲労感や倦怠感が生じます。長年の冷えにより、手足も内臓も冷えます。甲状腺の病気などが潜んでいる可能性もあるので、医療機関で検査が必要になることも、、、

全身型の冷え性のおもな症状としては、一年中冷えを感じていることから、冷えの自覚症状が乏しいという特徴があります。しかし、慢性的なだるさなども全身型の症状として出ることがあり、そのままにしておくと身体機能の低下にもつながるため、気を付けたいところです。また、体質や服用薬の影響などによって、全身が冷えてしまうケースもあります。

 

冷え性の対策

熱めのお風呂にサッと入るだけだと体の内側まで十分に温まらず、湯上りに体が冷めやすくなります。目安としては、38~40度くらいのお湯にゆっくりと時間をかけて浸かった方が、冷えには断然効果的です。

お風呂に入る時間がないという人でも、週1~2回はお湯に浸かるといいでしょう。風呂にお湯を溜めるのが大変であれば、足湯だけでも効果はあります。

体を内側から温めて血行をよくするには、体を温める食べ物&食べ方を知り、実践することも効果的です。

温める食べ物

(冬が旬、寒冷地で育つ、地中で育つ、暖色系、水分が少ない、発酵食品)
・ニンジン
・タマネギ
・ジャガイモ
・玄米
・鮭
・納豆
・キムチ

体を冷やす食べ物

(夏が旬、南国育ち、地上で育つ、寒色系、水分が多い)
・キュウリ
・キャベツ
・レタス
・ナス
・ほうれん草
・小松菜
・スイカ

寒い国では体に熱を吸収して蓄える必要があるため、体を温める果物や野菜が育ちます。反対に、南国では体内にこもった熱を下げるため、体を冷やす食べ物が育ちます。

地下(地中)で育つものは体を温め、地上で育つものは体を冷やします。