正座ができない理由

現代では、職場や学校、家庭でも正座をする環境が減り、外食などでも椅子や掘りゴタツ式の座席が増えています。正座をする機会がないため、正座が苦手、長時間の正座ができない方などが増えています。

 

正座ができない理由には、膝の痛みや、足の甲の痛み、足首の痛みなどがあります。

膝を曲げると痛い方は、太ももの筋肉が硬くなってしまっていることが考えられます。

膝の曲げ伸ばしにひっかかりなどの違和感を感じる場合には、半月板が関係していることもあります。膝の痛みのある方は、太ももの大腿四頭筋を柔らかくすることが必要です。

 

足の甲の痛みにより正座ができない方は、足の甲が普通よりも高い方や、血行不良、むくみがあることが考えられます。この時期の冷えやむくみは、冷房や冷たい物の摂りすぎによるものが多いので注意が必要です。

 

足首の痛みにより正座ができない方は、足首を動かす筋肉を柔らかくするように、アキレス腱を伸ばしたり、足首を回して柔らかくする必要があります。

 

昨日、将棋で勝利した藤井聡太さんのように、長時間の正座ができるのが理想的ですが、もしも膝の痛みなどのお悩みがあれば我慢せず、早めに当院へお越し下さい。