現代人は自律神経がとても疲れやすくなっている傾向にあります。

働き方改革が推進されるつつありますがビジネスパーソンの多くは1日10時間近く平気で働いています。

現代のライフスタイルに馴染んでいると何の疑問も感じないと思いますが、自律神経がリミットを遥かに超えています。

自律神経を構成する交感神経と副交感神経は、二重支配と相反支配という2つの原則で、体内環境を一定範囲内に保つ恒常性(ホメオスタシス)を守る。交感神経は0.2秒でオンになり、副交感神経は5分くらいかかります。

30代から疲れや老いを自覚する機会が増えてきます。それはなぜか自律神経の老化に原因があります。

消化吸収やエネルギー代謝を司る自律神経が老いたら、若さは保てません。

交感神経と副交感神経からなる自律神経の活動量は10代をピークに加齢とともに右肩下がりで低下してしまいます。活動量は10代と比べて40代では半分に60代では4分の1を下回ります。男女差もあります。

老化の引き金になってしまう原因は有害な活性酸素による酸化。人間は酸素を取り込みながら生きています。

そのうちの1~2%は活性酸素に変化されます。自律神経だけならず酸化によって老化は進行していくものです。

特に自律神経は構成する神経細胞は一度傷つけられると二度と再生しない。なので年を追うごとに酸化ダメージが蓄積し続け、自律神経の機能は右肩下がりとなります。

睡眠不足も悪影響

睡眠負債が最も溜まりやすいのは自律神経です。日中、自律神経は休みなく絶え間なく作用し続けます。睡眠中も自律神経はオンだが、昼間と比べると活動量は少なります。

睡眠中に自律神経の回復ができますが、睡眠不足が積み重なると回復が不十分なまま翌朝を迎え、疲労が蓄積されてきます。その為、自律神経は劣化する一方です。

スタミナにも関係

歳とともに体力を落ちていきます。いわゆる心肺機能の低下です。肺で酸素を取り込み心臓からそれぞれの臓器に行き渡り不要な二酸化炭素がまた肺から排出される流れも自律神経が関わっています。

息が切れる=自律神経ではコントロールできない強度なので脳が強制的にストップさせています。

年を重ねるごとに自律神経のパワーが下がることで、スタミナが落ちていきます。

運動は良くも悪くも適度が一番負担が易しい                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

過度な運動は酸化を勧め、体温、心拍、血圧が激変し実は自律神経に負担がかかっています。

辛い運動程、達成感や爽快感が大きいですが負担はその分多く、疲れが溜まっている状態です。だからと言って運動を全然しないと体力も低下していく一方です。汗腺が活性化し、体温調整力が高まる、筋肉が増える事で血流の流れも良くなり自律神経の負担も減らすことができます。必要な事はご自身の運動の負荷と時間の調整が大事になります。30歳を超えたら軽いジョギングや自重トレ程度ぐらいがいいかもしれません。個人差はありますが、、、

汗がダラダラ流れ続けたり、息が切れたりするのはキャパオーバーをしている状態です。長時間の低頻度の運動よりも短時間で高頻度の運動の方が自律神経への負担は少ないです。

 

自律神経の疲労回復は睡眠が大事

自律神経を健全に保つ為には量、質ともに十分な睡眠が必要になります。まずはご自身の睡眠をチェックすることでなんとなく疲労が溜まっているのか分かってきます。起床直後の一歩目で足に重い、だるいなどと感じた場合は、疲れが回復しきれていない証拠です。逆に今朝起きて一駅分歩いて出勤しようと思えたなら自律神経も好調かもしれません。

 

血行不良も自律神経には敵

血液は酸素、二酸化炭素、栄養素、熱を運び免疫や代謝に維持にも貢献します。血流が良好だと自律神経の負担も減りますし疲労も溜まりづらくなります。しかし、座った姿勢が長時間続くと血流の流れは悪くなっていきます。また、心臓よりも低いところを巡る血液を重力に逆らって心臓へ還流させるのは、ふくらはぎの筋肉が肝心になってきます。筋肉の収縮によってポンプ作用で血液を送り返します。別名「第二の心臓」なんて言われ方もします。デスクワークや長時間の移動で意識して気をつけておきたいことは軽くストレッチをしたり、血管の圧迫を解消したり、歩き回る事でふくらはぎのポンプ作用を動かしてあげると血行不良になりずらくなります。

 

当院で行う自律神経の治療

綱島、新羽、高田から近く駐車場も完備されており遠くから来られている患者様もいらっしゃいます。

当院ではアキュスコープといった特殊な治療器を使って治療をします。

1回の通電で、痛みの症状が劇的に改善する場合もありますが、通常はアキュスコープの効果が身体に作用するには最低でも3~5回の通電が必要とされます。

通電の際、たまにピリピリっとした感覚を覚える場合もありますが、多くの患者は施術時に何も感じません。

しかし、通電部位の一時的な反応として治療後24~48時間後に通電箇所に軽い痛みを感じることもあります。

 

するのは通常、初回の通電後で、3~4回目の通電後には、劇的な変化を実感することと思います。

また、数回の通電で永久的に痛みが緩和されます。

ただし、痛みが病気による神経疾患や筋肉障害でない場合、または連続もしくは繰り返し起こるストレスでない限り可能です。

 

現在に至るまで、副作用があったという報告はありませんが、長期間使用していなかった筋肉が新しい活動を始めることや身体が不純物を排斥するよりも速く毒素が放出されますので、通電後に不快感を覚える方も中にはいらっしゃいます。

 

通電を受けている間の注意として、他の活動はさけた方が良いのでしょう。

通電後3~5時間は、お風呂に入ることは好ましくありません。(シャワーは可)

また通電部位を圧迫するような行動も避け、水分の補給量を増やしてください。