寝ているときや運動しているとき、突然足がピーンと張ったような感覚と痛みに襲われたことはありませんか?

そんな時「足つった~~!」と言いますが、実際足がつるってなんだろう?

 

よくあるけど、よく知らない・・・そんな「足つった!」の原因と対処をお話していきます。

 

 

足がつるを漢字で書くと「足が攣る」となり、そのまま足がひきつっているという意味です。

また「こむら返り」とも呼ばれており「こむら(腓)」とはふくらはぎのことを指します。

 

この症状は専門的に「腓腹痙攣(ひふくけいれん)」といい、ふくらはぎの筋肉痙攣の総称です。

 

実は正確な原因はまだわかっていないのですが、寝ているときになる・運動中になるのは

 

栄養不足によって筋肉神経の伝達が鈍ってしまっている

 

・脱水症による血行不良

 

が原因だと考えられています。

 

 

日本人に不足しているといわれるカルシウム・マグネシウム・カリウムといったミネラルの摂取が予防のカギになります。

 

それらが多く入っている食材は

 

 

カルシウム・・・チーズ・牛乳などの乳製品

 

マグネシウム・・・ナッツ類・大豆などの豆類

 

カリウム・・・昆布・わかめ・ひじき、バナナ・トマト

 

となりますが、カリウムの過剰な摂取は腎臓への負担がかかるため、疾患をお持ちの方は必ず医師又は薬剤師に相談の上、摂取量を調節してください。

 

これらの食材をバランスよく摂ることによって、神経や筋肉の伝導を良くすることが出来ます。

 

 

また脱水による熱中症も危険ですが、冷房の効きすぎなどで血管が縮まってしまうと血行が悪くなり、寝ているときに足をつりやすくなるので、身体を冷やしすぎないように設定温度や寝具で調節すると良いでしょう。

 

 

もし足をつってしまった時

 

 

足首をゆっくり回す

 

力を抜いて痛くない体勢を探す

 

少しずつ足先を伸ばす

 

といった対処を取ると痛みが和らいでいきます。

 

 

朝の痛みが一日続くなど痛みが引かない場合には整骨院で治療も可能です。

 

 

ただし頻繁に足がつる場合は別の疾患がある可能性もあるため、神経内科などに受診をしましょう。