ふくらはぎは第2の心臓!病気や老化防止の効果
ふくらはぎについて…。
なぜ、ふくらはぎ揉みは病気や老化防止効果があるのか
ふくらはぎの筋肉は、立つ、歩く、走る、ジャンプするなどの基本的な機能のほかに、重要な第2の役割があります。これは人類の進化の過程で培われてきたもので、誇張していえばまさに人智を超えた神の技です。この第2の機能に若返りの秘密が隠されています。
ふくらはぎは第2の心臓
ご存知の方も多いと思いますが、ふくらはぎは第2の心臓と呼ばれています。全身の血流を常に淀みなくスムーズに流すには、残念ながら心臓だけでは難しい作業です。心臓の近くや、上半身までは心臓のポンプの力が直接作用できるので問題ありません。
しかし、心臓から遠い下半身、特に下肢の部分は、心臓のポンプの力だけでは無理があります。立っている時は重力に逆らって、下肢から血液を心臓の方へ戻す必要があるため、心臓のポンプだけではオーバーヒートしてしまうでしょう。
ここで第2の心臓の役割を持ったふくらはぎの登場です。ふくらはぎは下半身に血液が滞るのを防ぐために、筋肉の収縮と弛緩によるポンプ作用によって、静脈を流れる血液を心臓へと力強く送り出してくれるのです。ふくらはぎは下半身の心臓とも言えるかもしれませんね。
血液の主な機能
- 物質の運搬機能 (酸素や栄養素、老廃物等の輸送)
- 血液の凝固作用 (損傷した血管の傷を塞ぐ、出血を止める)
- 免疫機能 (白血球が細菌やウイルスを攻撃して体を守る)
- 体内環境の制御 (体液の調整や体温のコントロールをする)
健康状態の良いふくらはぎ
健康状態の良い人は、ふくらはぎが温かく、柔らかく、かつ弾力性がともなっていて、まるで、できたてのお餅のようだそうです。
- 温かく感じる
- 皮膚に張りがある
- 弾力性があり指で押すと瞬時に戻る
- 表面も中も柔らかい
健康状態の悪いふくらはぎ
健康状態の悪い人は、ふくらはぎがひんやりと冷たい場合が多く、柔らかくても張りがなくぶよぶよだったり、あるいは硬くて中にしこりのようなものがあったりします。
- 柔らかくて冷たい (糖尿病の疑い)
- 柔らかくて冷たくて、しかも弾力性がない(腎臓病の疑い)
- 硬くて冷たい (冷え症、自律神経失調症の疑い)
- 硬くて熱い感じ (高血圧の疑い)
- 柔らかくて熱い感じ (風邪などの疑い)
ふくらはぎを揉んで鍛えて血管から若返る
ふくらはぎの鍛え方、2つの方法を紹介します。どちらか片方でも十分効果がありますが、2つの方法を実践すれば相乗効果でさらに効果を期待できますよ。どれも、簡単でやりやすく、長く継続してできる方法です。
座ったままでできるふくらはぎ揉み
ふくらはぎを揉むことで、ふくらはぎのポンプ機能を促進して、下肢に滞っている血液を心臓の方へ送り込みます。手を使わずにできますので、いつでもどこでも空いた時間にできるメリットもあります。
<手順>
- 椅子にしっかり座ります。
- 左足の膝上に右足のふくらはぎを載せます。
- その状態で右足のふくらはぎをゴシゴシ動かして、揉みます。
- 1分くらいを目安にして行います。
- 終わったら、足を交換して左足をやります。
立った状態でふくらはぎを鍛える体操
ふくらはぎの筋肉を鍛えることは、ふくらはぎのポンプ機能を促進するだけでなく、血管を柔らかくする一酸化炭素の分泌を促進させ、血管も若返ります。
<手順>
- 足を軽く開いた状態で立ちます。
- 足は伸ばしたままで、ゆっくりと踵をあげてつま先で立ちます。(1分)
- かかとを下ろして、もとの状態に戻ります。
- 今度はつま先をゆっくり上げて、かかとで立ちます(1分)
- もとに戻します。
とても簡単な体操なので、1セット2分で、1日2~3回でトライしてはどうでしょう。時間や回数は個人の体力に合わせて調整してくださいね。無理はしないで継続できるようにしてください。
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